VRChat内でリッチな写真を撮るためのアセットであるVRCLensやVirtualLens2は、多数のメッシュやマテリアルをアバターに導入する必要があるため、アバターパフォーマンスランクに影響を及ぼします。本稿ではアバターパフォーマンスランクへの影響を排除しつつこれらのカメラアセットを使う方法について解説します。
ふだん使っているアバターからカメラアセットを抜き、テストアバターにカメラアセットを導入します。ふだん使っているアバターの上からテストアバターを着れば終わり。
これを読んで分かる人はここまでで大丈夫です。
テストアバターとは、実際のアップロード処理は行わずにローカルのファイルを参照するアバターのことです。アップロード処理を挟まなくて済む分、正しく改変できたか高速に確認でき、テスト用途に便利です。アップロードされていないので他人からテストアバターを見ることはできません。
公式ドキュメント: https://docs.vrchat.com/docs/avatars-30#local-avatar-testing
テストアバターに着替える直前に着ていたアバターが表示されます。
アセット類は自分視点ではすべて期待通りに動作します。ここが重要なのですが、カメラアセットの機能のほとんどは他者への介入を行わず、自分のカメラの動作を書き換えるくらいです。
他人からはカメラアセットを起動した時に手にするこれ↓のメッシュが見えなくなるくらいで、それ以外の影響は全くありません。
この差を利用します。